患者様ひとりひとりの全身状態にあわせた周術期の管理を心がけています。
手術麻酔に加え、ペインクリニックも開設しております。手術麻酔では「丁寧な術前・術後診察と安全な麻酔」をモットーに、患者様ひとりひとりの全身状態にあわせた周術期の管理を心がけています。
ペインクリニックでは主に筋筋膜性疼痛症候群(MPS)に対するトリガーポイント注射による治療を行っています。
また、脊髄刺激療法(SCS)が当院でも出来るようになりました。慢性難治性疼痛の方、線維筋痛症の方にも積極的に治療を行っております。
詳しくは「主な疾患と治療法」をご覧ください。
医師紹介Introduction of doctor
- 大久保 晴香
- 所属学会
- 日本麻酔科学会
日本臨床麻酔学会
日本ペインクリニック学会
MPS研究会
- 日本麻酔科学会
- 専門医・認定医・指導医 等
- 日本麻酔科学会(専門医)
麻酔科標榜医
- 日本麻酔科学会(専門医)
症状
MPSとは、筋肉が原因となって痛みやしびれを引き起こす病気です。骨盤のゆがみや、無理な姿勢などにより繰り返し筋肉に負荷がかかり、血行の悪い状態になると、その部分が痙攣状態となり自己回復ができなくなります。この状態がMPSになった状態です。MPSでは一般的な筋肉痛とは異なり、痛みやしびれの強さが相当激しいものになり、さらに痛みやしびれの範囲が広範囲に発生します。Symptom
【必須基準】
1) 筋肉に索状硬結がある
2) 索状硬結に鋭い痛みを感じる圧痛点がある
3) 圧痛点を押したときに、患者が周辺部分を含む現在の痛みは圧痛点からきていると感じる
4) 痛みにより体の可動域に制限がある
治療
トリガーポイント注射Treatment
押すと痛みが広がる部位であるトリガーポイント(発痛点)や押して痛みのある圧痛点に、局所麻酔薬や生理食塩水を注射することにより、筋肉の痙攣を解き、血流を改善します。当院では生理食塩水を使用しますので、局所麻酔薬によるしびれなどの不快感はありません。通常はある程度の回数を、時間をかけて治療する必要があります。
「顎関節症、五十肩、緊張性頭痛、テニス肘、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、腱鞘炎と診断されたが、なかなか治らなくて困っている…」
「整形外科で特にレントゲンやMRIで異常なし」と言われた膝や股関節の痛み、ほかにも非回転性のめまい、耳鳴り、舌の痛み・びりびりする違和感も、MPSの可能性があります。一度ペインクリニックへお越しください。