当病院の研修は大きく分けて5種類の研修があります。
看護のリスクマネジメントを主に研修を行う医療安全対策委員会、接遇や看護技術を主に研修を行い、看護研究を統括する教育委員会、感染予防・対策を主に研修を行う感染委員会、他にも院内での新人のスキルアップを図る為の新人研修、在職スタッフのキャリアアップを図る卒後研修やリーダー研修があります。それぞれが役割を持ち、自主的に研修の内容を考えて行う事で、研修を行う側も受ける側も知識の共有や自己啓発の場として全員、真剣に研修に臨んでいます。また、必要に応じて院外への研修にも参加しています。
April 4 | ・新入職者研修 ・新人研修(第4金) ・看護記録研修 |
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May 5 | ・院内医療安全研修会① |
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June 6 | ・新人研修(第4金) ・院内感染管理研修① |
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July 7 | ・看護補助者研修(第2木) ・看護必要度研修(第3金) |
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August 8 | ・事故対策研修(第4金) |
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September 9 | ・感染防止研修(第4金) |
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October 10 | ・新人研修(第4金) ・看護研究発表会 |
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November 11 | ・看護記録研修(第4金) |
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December 12 | ・看護補助者研修(第2木) |
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January 1 | ・新人研修(第4金) ・院内医療安全研修会② |
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February 2 | ・事故対策研修(第4木) ・院内感染管理研修② |
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March 3 | ・感染防止研修(第3金) ・新人研修終了式(第4金) |
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医療事故回避キーワード(3K)
“観察・感性・管理”を研修の狙いと位置付け、10年が経過しました。忘れてはいけない事として“現場から学ぶ”という事は各研修に必ず取り入れる事を心掛け年4回の研修を構築しています。
“安全な医療現場を目指して看護職員全員が1件でも事故(ヒヤリハット)を無くしたいという思いから、夜勤者を除く看護要員全員参加型が定着しています。
研修はプレッシャーのかからない意見交換でお互いに傾聴して、明るい雰囲気で行っています。
委員の一人として研修会だけで終わらせず、日々の活動で活かして欲しいと願っています。
教育委員会は1看護単位から1名ずつの委員で構成し、看護職員の質の向上を図るための教育計画の立案および実践を行っています。
教育体制についてはラダー構築・新人教育・看護研究等の支援を行っています。
新人研修では、年間プログラムに沿って新人の育成、リーダー育成研修では、リーダーシップに必要な知識や役割を認識し、部署の目標に向かって行動できるよう研修・実践・評価を行っています。
研修においては他に外部講師を招き講演等も企画しています。
記録委員会では、実施した看護が記録に反映でき看護の質の向上につながるよう、下記の内容を協議し、各部署へ周知、実践しています。
・看護記録に関する規定や記録の改善
・基準に応じた看護記録の記載
・患者に応じた看護過程の記録
・電子カルテに応じた看護記録(H28年9月より導入予定)
今年度より看護記録と看護必要度の点数評価との連動を図る事を目的として委員会を設置しました。
この委員会では正しく点数評価が行われているかをチェックする為に全病棟を対象にして年に三回の検証会を開いています。
又、院内研修を企画し、スタッフ全員が同じ視点で評価ができるように教育システムを機能させています。
各所属部署においても委員が率先しての役割を充分に発揮しています。
・院内感染防止対策委員会
院内の各セクションの代表者により、毎月会議を開いています。
外来・病棟でどんな菌が検出されたか、感受性はあるのか、抗生剤の使用は適切か、対応はどうするべきか等を協議し、院内感染防止に努めています。
・院内感染対策チーム(ICT)
医師・事務・薬剤科・検査科・看護科の代表者により、毎週会議を開いています。
院内ラウンドをはじめ、実働的な活動を行い、感染拡大防止に取り組んでいます。
・感染対策委員会
主任看護師が中心の委員会で、毎月会議を開き、各部署での問題解決や看護技術の統一を図っています。
院内の各部署の代表者により毎月会議を開いています。
現場で起きた事例を的確に分析し、対策をたて全職員にフィードバックすることで再発防止と未然防止に努めています。
又、算定した改善策が各部署において実施され有効に機能されているかの評価を行い、事故防止に取り組んでいます。
看護理念と方針に基づき、看護の質と安全を保証し、看護業務が円滑に行えるよう業務が円滑に行えるよう業務を見直し、改善を図ることを目的とし、以下の活動を行っています。
1.看護業務に関するマニュアルの作成及び見直し
2.マニュアル作成により院内の統一化を図る
3.安心安全な療養生活の提供を目的とした業務改善
4.備品・医療機器・看護用具の計画的な設備及び適切な使用の推進
5.看護補助者が看護スタッフの一員としての自覚を持ち、責任をもって業務に就けるよう教育の基板づくりをする。
①看護補助者業務マニュアル、評価表の作成及び見直し
②看護補助者研修の実施…年2回
専門職業として、また社会人としてのスタートの大切な時期、当院では新人看護師が送る一年は特に重視し、各人の長期的なキャリアの土台が確かなものとなるよう支援しています。
実地指導者(チューターシップ)による現場教育と集合研修とを連動し、年間研修プログラムに沿って教育しています。
新人1人ひとりの気持ちを大切にし、モチベーションを高め、スタッフ全員で育てる・支援するサポート体制をとっています。
心のケアもふまえて時間をかけて見守り育成することを心がけ、学んできた知識の原理・原則を生かしながら、確実な看護技術を身につけられるよう支援を行っています。
中堅看護師の実践能力および問題解決能力の育成を目的として2回/年開催。
主任看護師がアドバイザーとなり、当該年度の状況に応じた内容(今年度は看護過程と看護診断)で企画・運営・実施・評価までを行っています。
・病院全体研修会
年2回行っており、1回は外部から講師をまねき講演して頂き、後の1回は各セクションの取り組みを発表し感染防止への意識を高めています。
・看護科研修会
年2回行っており、感染対策委員会のメンバーや(主任)が思考を凝らし、自作自演のデモンストレーションを行い解りやすく受講しやすい内容で現任教育の取り組みを行っています。
RCA研修(再発防止)
年2回、各部署から2名選出し2グループに分かれ、グループ討議をします。
実際に起こった事例をもとに出来事流れ図をつくり、なぜなぜ分析を行い、根本原因追究分析を行い再発防止に努めています。
KYT研修(未然防止)
年1回、全職員(看護補助者も含む)の研修です。
危険予知トレーニングを行い、リスク感性を高めています。
看護スタッフとしての自覚をもち、かつ自己の役割を認識し看護補助者に必要な知識と技術を身につけ、責任をもって業務に就けるようにすることを目的とし、年2回の研修を実施しています。
~研修内容~
①病院の概要について
②病院における看護補助者の役割について
③技術研修